2023年8月17日 記事更新
監修 大井麻希/Oyaima編集長・福祉用具専門相談員
コロナ禍以降、帰省したり、親族で集まる機会が減った、という方は多いのではないでしょうか。
身近な親族との繋がりは、とても心強いもの。
会えないときは、メッセージを添えたプレゼントを贈りませんか。
日々の生活への不安がある方も、きっと少しやわらぐでしょう。
メッセージカードの文面は難しく考えず、素直に励まし、また会える日を期待する内容を心がけましょう。
以下の文章はケース別のメッセージ文例です。
そのまま使ったり、この文例をヒントに、ふさわしい内容をアレンジしたり、自由にお使いください。
<目次>
祖父・祖母のキャラクターをたたえる文例
漠然とした不安を抱えながら日々を過ごしている祖父母には、その方らしさを肯定するような明るい内容のメッセージが気持ちをなごませます。
それぞれの方のキャラクターについて、どれだけ素敵に思っているかを、素直に伝えましょう。
「おじいちゃん、おばあちゃん、お元気ですか?
元気な二人のことだから、毎日楽しくやっていると思うけど、
毎日の食事をしっかりとって、体を動かして、これからも健康でいてね。
落ち着いたら、すぐに会いに行きます!」
「お元気でお過ごしですか?
いつも若々しくておしゃれなおばあちゃんですから、
きっと身だしなみも美しく整えてお過ごしでしょうね。
これからの季節、雨が降ったり日差しが強かったり、天候がいろいろです。
どんな日も優雅に過ごせるよう、晴雨兼用の傘を贈ります。」
「お変わりないでしょうか?
ご近所の子どもたちに勉強を教えたり、自治会の役員をしたり、
いつも人のために尽くしているおじいちゃんを尊敬しています。
筆まめなおじいちゃんの役に立ちそうなペンを見つけたので送ります。
お役立てくだされば嬉しいです」
季節の挨拶(お歳暮・お中元など)の時の文例
祖父母にお歳暮やお中元を贈るという方も多いでしょう。
そんなときは、物品だけ送るより、メッセージカードを同封して心のこもった挨拶をするほうが、きっと喜ばれると思います。
その方らしいメッセージカードを選び、季節の挨拶と、日頃の感謝の言葉を述べましょう。
「おばあちゃん、お元気ですか?
これからの季節に快適そうな寝具を送ります。
もしよかったら、使ってみてください。
心地よい眠りと、さわやかな朝を迎えられますように」
「おばあちゃん、お元気でお過ごしですか。
おじいちゃんの命日が近づいてきましたね。心ばかりですが、お線香をお送りします。
ご仏前にお供えくださればと思います。
暑かったり冷たい雨が降ったり、天候が定まりませんが、どうかご健康でお過ごしください」
「じいじ、ばあば
疲れた時に使える、折りたたみ可能な杖を見つけたので、おそろいで贈ります。
毎日のお散歩を楽しんで、ふたりで仲良く健康に過ごしてね。
祖父・祖母の健康や長生きを願う文例
ご高齢の祖父母に、健康を願う気持ちを込めてメッセージを伝えましょう。
贈り物の使い方の説明なども添えると、便利に使っていただけるのではないでしょうか。
「いつまでもお元気で」という気持ちが素直に伝わる文章を心がけます。
「おばあちゃん、最近、腰の調子はどうですか?
どうか無理をせず、ご自愛ください。
温めながら使える振動マッサージャーを贈ります。
使ってくれるとうれしいな」
「そろそろ暑さが厳しくなる季節ですね。
家で過ごすときはちょうどいい室温や湿度に調節して、
さわやかにお過ごしいただければと思って、温湿計を贈ります。
エアコンの調節や換気の目安にお使いくださいね」
「おじいちゃん、おばあちゃん、いかがお過ごしでしょうか?
最近、おじいちゃんの食欲がないと聞いて、少し心配しています。
お二人のペアのお箸を贈ります。
ふたりでたくさんご飯が食べられますようにと、願っています」
祖父・祖母のこれからの人生にエールを送る文例
年齢を重ねると、体調不良のときもあって、ときどきこの先の人生に不安を感じることもあるかもしれません。
そんなときこそ、お孫さんのあたたかいエールが心にしみます。
「おじいちゃん、いかがお過ごしですか?
退職後、また元気に活動していて、すばらしいですね。
どうか身体を壊さず、がんばってください。
おでかけすることが多いと思うので、ソックスを贈ります。
どんどん使ってくださいね」
「ばあば、なかなか会いに行けなくてごめんね。
最近はウォーキングやハイキングに凝っていると聞きました。
応援に歩数計を贈ります。何歩歩いたか分かるので、励みになると思うよ。」
「おばあちゃん、ごぶさたしています。
最近は家で過ごすことが多くなったと聞きました。
これまでずっと忙しかったですから、それもよいことですね。
リビングにピッタリのフォトフレームを見つけました。
お好きなお写真を入れて飾ってくださればと思います。
これからは、おうちでの生活もどうかお楽しみくださいね」
祖父・祖母の誕生日におすすめの文例
ご高齢になられると、誕生日をうれしく思わない方もいらっしゃるでしょう。
でも、お孫さんにしてみれば、祖父母が元気に年を重ねられることは、本当にうれしくすばらしいと感じるのではないでしょうか。
その気持ちを素直に伝え、お祝いしましょう。
小さなお孫さんの言葉を添えるのも、喜ばれるでしょう。
「おばあちゃん、お誕生日おめでとうございます。
75歳になっても、若くてきれいで、とっても素敵です。
そんなおばあちゃんに似合うストールを選んでみました。
おでかけに使ってください」
「おばあちゃん、77歳のお誕生日おめでとうございます!
ずっと元気で若々しいおばあちゃんは私の自慢です。
これからも健康に気をつけて、たくさんお出かけしてね。
おしゃれなバッグを見つけたので贈ります。
ぜひ活用してね。」
「おばあちゃん、お誕生日おめでとう。
70歳になったんだね。僕はこの間10歳になったよ。ちょうど60歳違いだね。
何を贈ろうかとお父さんとお母さんが悩んでいたから、 このプレゼントは僕が選んだんだよ。」