高齢の親にはマメに連絡・見守りを。介護予防・犯罪も防止


目次
1.連絡を取らないほうがオオゴトになって後悔する!?
2.電話で生声を聞くのがイチバン!
3.SNSをうまく使い、孫との会話を楽しんでもらう
4.離れている間をカバーする、見守りサービスが充実

親に介護が必要になったとき、子供は早めに気づき対応をしたいもの。
また、なるべく介護の状態にならないように、親にいつまでもハリのある生活をしてもらえるように、関わることもできます。
 

連絡を取らないほうがオオゴトになって後悔する!?

子供が巣立った後の高齢の暮らし。ひとり暮らし、夫婦ふたり暮らしに慣れてきたとしても、ふと寂しく感じることもあるし、ときには寂しさを超えて、怖くなることもあるでしょう。
身体はだんだん重くなるし、覚えも悪くなった。そのうち、自宅で暮らせなくなるのだろうか……。
しんしんと冷える夜には、あれこれ思って眠れなくなることも。

自宅の設備が故障した、老朽化してどう直したらいいかわからない、久しぶりに熱を出し布団から出られないなど、子どもにわざわざ言うほどではないと思いながらも、「だれかが助けてくれるといいのに」と思っていることもあるはずです。

もし、子ども世代がマメに連絡をしていれば、「わざわざ言う」のではなく、「ついでに言える」となります。
小さなことでも要望を子どもに伝え、何かしてもらえたらほっとするし、してくれなくても「それは大変だね」と声をかけてくれるだけでも元気が出ます。

子ども側からしたら、「親に連絡を取ったばかりに、面倒なことになる」という思いもあるかもしれません。
でも、親の困りごとを放っておくと、あとでドカンとしっぺ返しが来ることも多いのです。
「えっ! こんなにひどいことになっていたの!? 早く気づいて対処すればよかった」と。

認知症でガスコンロの消し忘れが多く、ボヤを出してしまった、訪問販売であやしげな飲料を大量に買ってしまっていた、オレオレ詐欺にあってしまった、などなど。
こまめに親に対応しておいたほうが、かえって傷が浅くてすむ場合も多いのが現状です。
 

電話で生声を聞くのがイチバン!

近くに住んでいるなら、ちょくちょく顔を出せますが、親の住まいと離れていると、なかなか会うことはできません。
ならば、電話をかけましょう。メールやLINEでもよいのですが、電話で声を聴くと、SNSを利用するより、もっと状況がわかります。

「いつもより声が沈んでいるから、心配ごとがあるのかな」
「ここのところずっと声がかれている。風邪? それともほかの病気?」
健康状態が、声からわかることは多いのです。また、SNSの文章なら簡潔に何か言うだけだけれど、電話で2〜3分話すと、「話のつじつまが合わない」「こちらの話をよく理解していない」「同じことばかり言う」ことに気づき、「もしかしたら、認知症の始まりかもしれない」と気づくかもしれません。

最近、ちょっと衰えてきたかも、と思うのなら、できれば週に一度、お互いの都合のいい時間に電話をかけるようにしたいもの。
親は子どもからの電話を喜びます。
安否確認が目的でも、優しい語り口調で、がんばって暮らしていることをねぎらう言葉をかけましょう。

親を心配するあまり、小言が多くなる方がいますが、これは逆効果です。
言いたいことはオブラートに包み、楽しく聞いてもらえるような話し方をしましょう。

これはもう、「仕事」だとわりきり、「習慣」にしてしまったほうが、ストレスがありません。

スマートフォンのアラームをセットし、毎週3分。これだけで親子の暮らしが円満に行くのならもうけもの、くらいに思いましょう。
遠方で電話代がかかるのなら、スマートフォンの設定をかけ放題にするなど、工夫をしたいですね。
 

SNSをうまく使い、孫との会話を楽しんでもらう

親がSNSを使えれば、そのほうが通話料が無料になり、ありがたいですね。
ガラパゴス携帯を使っているのならメールでやりとりするのもよいですし、スマートフォンならLINEが使いやすいでしょう。
子供世代にきょうだいがいるなら、全員のグループLINEを作ったり、グループメールにするなどしてやりとりすると、家族全員が情報共有できます。

SkypeやFacetime、その他グループでビデオ通話のやりとりができるアプリをインストールしてあげて、お互いにリアルタイムで顔を見ながらの会話を楽しむのもいいでしょう。

特にお孫さんがいれば、ぜひ、お孫さんをときどきビデオ通話に登場させましょう。
SNSは苦手という親御さんでも、孫との会話を楽しみに、SNSを使ってくれるのではないでしょうか。

ただ安否を気遣うためだけでなく、楽しい時間の演出ができるのであれば、SNSも使いようですね。
 

離れている間をカバーする、見守りサービスが充実

でも、離れて暮らしていると親とコンタクトをとれるのは短い時間です。
それ以外の時間、どうやって過ごしているのか、心配なくらい弱ってきていると思ったら、見守りサービスを使うのも一考です。
離れていても、親の生活の様子や緊急事態などを察知できるのが見守りサービス。
高齢化社会を反映してか、昨今ではさまざまなタイプのサービスがあります。

●人対人のコミュニケーションタイプ
足腰が衰えて遠くへ行けなくなると、高齢の方は地域の中でも孤立してしまいます。
話し相手もあまりいないと、どんどん気持ちも体力も弱まり、認知症も進行しやすくなると言われます。

実際に家に訪問して話し、その上で「元気です」と報告してくれるようなサービスがいくつもあります。

ポピュラーなのが、宅配弁当や乳飲料の配達を頼むこと。対面で配達の受け取りをするので、同時に安否確認ができます。
宅配弁当の場合は、何か異変があったら、親族に連絡してくれるサービスをつけているところも多いので、確認してみるといいでしょう。

郵便局の見守りサービスは、一定の金額を払うと、郵便局員や契約している職員が家まで訪ねて来てくれ、話をしてその内容を親族に報告してくれます。郵便局の人なら、親御さんも安心して話ができるでしょう。


●センサーを使うタイプ
電気の湯沸かしポットにセンサーがついていて、ポットを押すたびにデータが集積され、ちゃんとお茶を飲んでいることがわかるシステムがかなり前から高齢者向けに開発されています。
ドアにセンサーをつけて外出の機会がわかるもの、家の中にセンサーをつけて親の家の中での行動がわかるものなどもあります。
結果は子ども世代のスマートフォンなどに転送されるものが多いようです。

親御さんによっては、「監視されているようでいやだ」と言う方もいるかもしれません。
設置する前にはきちんとお話をして、納得してからサービスを開始するようにしましょう。


●警備会社の見守りサービス
警備会社などが、警報を鳴らせる装置やペンダントなどを親御さんに貸して、何かあれば鳴らしてもらう形式。
警備員が定期的に近隣を警備しているので、異変があればすぐに駆け付けてくれるものが多いようです。


●親自身が操作して安否を知らせてくれるタイプ
カンタンなスマートフォン操作で、安否確認ができるもの。脳トレにもなると言われています。

このほかにも、数々の見守りサービスがあります。料金はほとんど無料のようなものから、高額なものまでいろいろ。
親御さんの特質や、自分たち子ども世代の利便性を考え、親御さんとよく話し合って使いましょう。
最近は、新しいサービスがどんどん出ていますから、今使っているものがあったとしても、使いにくいと思えば、新しいものに変えてもいいですね。

以下のページもご参考に〜親の元気暮らしを支援する方法

親の状態をさりげなく知る方法…離れていても、親との会話の中で健康状態を把握する重要なチェックポイント11。

親の心身の状態を理解しよう…様子が変?…と思ったら。年を取ると起こりがちな、心や身体の変化を理解しよう。

実家に顔を出す回数を増やそう…そろそろ心配…なら、今までより頻繁に実家に顔を出して。犯罪被害の防止にも。

家族で季節イベントを楽しもう…イベントに向け準備をする楽しみは、親の毎日にハリを与えてくれる。

実家の片付けや掃除を一緒にやろう…子ども世代はどう対処したらいいのか。無理のない片付けや掃除のヒント。

親の介護予防にプレゼントやメッセージを

親が元気にイキイキと暮らせることは、そのまま介護の期間を減らすことにつながります。

親にとって、子供や孫とのコミュニケーションは大きな楽しみ。単調になりがちな日々の刺激にもなります。
誕生日などにプレゼントを贈ったり、日頃の感謝を言葉にして伝えることは、介護予防の観点からもおすすめです。

Oyaimaでは、シニアのためのプレゼントの選び方や、おすすめ商品も多数ご紹介。
気持ちを伝えるメッセージカードを添えてお届けします。

シニアへのプレゼントの選び方


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